日本スプリント学会第17回大会報告

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期日
 

平成18年8月23日(水)〜8月24日(木)

 

会場
 

横浜国立大学

 

大会の様子
 

第1日 8月23日(水)

◆講演「”ばね”に関する理論とスプリントトレーニングへの応用」
   図子浩二 先生(鹿屋体育大学)

 現在のスプリントでは、「バネ」を利かした疾走技術が重要視されている。それでは一体、「スプリントのバネ」とはどのようなものなのか。
  図子先生の講演では、「バネ」のメカニズムについてバイオメカニクス的に解説された後、その「バネ」スプリントにどう生かすべきなのか、あるいはどのようなトレーニング方法が有効かについて、ご自身の研究成果をもとに多くの有用な示唆をいただいた。

 


◆シンポジウム「跳躍の視点からみたスプリント」

「研究室からの提言」 
伊藤信之(横浜国立大学)

「現場での実践から1」
越川一紀(順天堂大学)

「現場での実践から2」 
清水禎宏(松江北高校)

「現場での実践から3」 
高野 進(東海大学)

それぞれの立場から、跳躍とスプリントとの違いや共通性を明らかにすると同時に、現場での実践例から、スプリント能力の向上に資する数々の提言がなされた。


◆特別発表「スプリント検定について」

 高野 進(東海大学)

 日本スプリント学会では、スプリント技能を客観的にはかる尺度を検討し、その能力に応じていわゆる「級」を認定することを企画しております。今回、日本スプリント学会高野進会長より、その概略の報告がなされました。来年の学会大会での「スプリント検定会」の実現を目指して、詳細な詰めを行っていく予定です。


◆一般発表

 佐野恭太(静岡大学大学院) 伊藤 宏(静岡大学)

 「4×100mリレーにおけるサイドハンドバトンパスについての分析的研究(アンダー  ハンドパスとオーバーハンドパスと新たなバトンパスとの比較・検討」

 

 礒 繁雄(早稲田大学スポーツ科学部)

 「短距離走のモデリングとトレーニング視点に関する一考察」

 

 豊田裕浩(中央大学) 伊藤信之(横浜国立大学)

 「200m走の疾走動作におけるバイオメカニクス的研究〜競技レベルの異なる国内男子  大学生競技者を対象として〜」

 

 野村武利(福岡大学スポーツ科学部) 濱田 淳(福岡大学研究生) 山崎一彦(福岡 大学) 田中 守(福岡大学)

 「400mハードルのハードル間インターバル走における調整力について」

 

 民内利昭(千葉県立君津青葉高等学校)

 

「陸上競技の指導法に関する研究〜高校生ハードラー育成に関する実践報告〜」

 

 


第2日 8月24日(木)

◆ワークショップ「ジュニアへのスプリント指導の実際 」

吉田孝久(筑波大学大学院)

吉田先生からは、ご自身が跳躍選手として活躍する中で培ってきた走り方のコツをドリルとして高校生選手たちに紹介、指導していただいた。


越川一紀(順天堂大学)

越川先生からは、日頃ご指導されているスプリントのための動きづくりのポイントについて、先生のもとで育った花岡選手の実演により紹介していただいた。

 いずれの先生も我が国のトップを歩んでこられた方だけに、その視点の鋭さに参加者は感心しきりであった。